月の宿日誌

花の里 二階堂 春 満開

[ 2015/03/29 ]

鎌倉の隠れ里と言われる「二階堂」は別名「花の里」と言われます。小さな清流に沿った「山荘」から「鎌倉宮」までの小道は今、春爛漫の花の数々に埋め尽くされています。カメラを提げて春の野辺を散歩してみましょう。

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山荘の庭にある高さ20メートルの山桜は今が満開。白い小ぶりの花が霰(あられ)を撒いたように視界いっぱいに降りそそいでいます。

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山荘の坂道を降りかけると、木蓮の大きな白い花が咲き終わるのを待っていたように今度は紫のコブシの花が満開になりました。

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清流の岸辺にあるピンクの花びらが風にあおられ流れに運ばれてゆきます。

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土手には可憐な鈴蘭が揺れています。

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そばに撫子(なでしこ)も咲いていました。

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アブラナ科のセンジン草のムラサキの花もたくさん。

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天園(てんえん)のハイキングコースに登る「獅子舞」の入り口です。山頂から吹き降ろす風も春めいた暖かさです。

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野外活動センター「山荘」に来る多くのゲストの目的は、鎌倉一の標高を持つ大平山の山頂に登ること。数ある登り口の中で唯一渓流が流れています。水の流れは長い年月をかけて岩を削り、今では深さ10メートル以上のそそり立つ崖の景観となっています。湿地を好み流れに沿って自生するシダの群生。鎌倉でも珍しい風景です。

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川岸にはアジサイの若い花芽が開花の時を待っています。

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小さな亀が淵橋を超えると、永福寺(ようふくじ)の遺構にでます。頼朝が奥州征伐の御霊を慰めるため建てた二階建ての阿弥陀堂「二階堂」がここの地名のいわれになっています。三代将軍の若き実朝(さねとも)も、この地を愛し桜の時期には御所をでて逍遥したとされています。今は一面の菜の花畑になっています。

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復元工事が完成すれば堂宇の前提に池を配した平等院のようになるとか。広い敷地の一角はテニスコートになっていて、その裏手は雀のお宿風の竹林の抜け道になっています。もうすぐタケノコが顔を出す地元の人たちの待ち遠しい季節です。あっ、竹藪の根元に、こんな珍しい花がありました。ラン科の食虫植物で、虫を誘うため花弁の一部が長い釣り竿のようになっていることから「浦島草」とも言われています。

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路の辺には淡い馬酔木(あしび)の花やピンクの花を咲かせる大きな木もあります。

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テニスコートを左に折れると鎌倉宮に至る小道です。右が深くて広い堀になっていてたまに自転車が落ちます。鮮やかな梅の時期が終わり今は桜が咲いています。

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そしていよいよ鎌倉宮。ここで「花の里」は終わり、ここから鎌倉駅行きのバスが出発します。

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鎌倉の寺社や観光スポットを卒業したリピータは、ぜひ鎌倉の隠れ里、鎌倉の人もあまり知らないという「二階堂」を訪れてみてください。

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